第9話 ページ11
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その後、Aはナルトに追いついた。
A「ナルト、お願い！私たちのことを信じて！」
ナルト「…………」
A「…ごめんなさい。確かに私も、あなたを騙してきた内の一人だってことは変わらない」
A「でも、少なくとも私はナルトを認めてる！」
A「だってナルトは、いつもみんなのことを考えて、笑顔にしてくれる。忍術だって、たくさん練習してるのも知ってる！」
A「私はそんなナルトが、好きだもの！」
ナルト「Aちゃん……」
イルカ「見つけた！」
イルカ「ナルトー！さっきミズキが言ったことはデタラメだぁ！速く巻物をこっちに渡すんだ！」
イルカ「ミズキが巻物を狙ってる！」
A「えっ…ナルト！？」
ナルトが、イルカを蹴ったのだった。
イルカは木の上から落ち、ナルトは地面に着地する。
ナルト「はぁ…はぁ…」
A「ナルト！」
イルカ「そ、そんな…どうしてだ、ナルト」
イルカ「どうして…」
ナルトから煙が上がり、そこからイルカが現れたのだった。
イルカ「イルカはオレだぁ…」
A「ウソ、あれはイルカ先生だったの…」
ミズキ「…なるほど。親の仇にまで化けてアイツを庇って何になる？」
イルカ「お前みたいなバカ野郎に巻物は渡さない！」
ナルトはそれを木の裏に隠れながら聞いていた。
ミズキ「バカはお前だぁ。ナルトもオレと同じなんだよ」
イルカ「……同じ？」
ミズキ「あの巻物の術を使えば何だって思いのままだ。ナルトが、あの化け物が巻物の力を利用しない訳がない」
イルカ「…ああ、そうだな」
ナルト「っ！」
(やっぱそうだってばよ…イルカ先生も本心ではオレのこと…認めてねぇーんだ！！)
イルカ「…化け狐ならな」
ナルト「っっ！！」
イルカ「けどナルトは違う。アイツは…アイツはこのオレが認めた優秀な生徒だ」
イルカ「努力家で、一途で、そのクセ不器用で…誰からも認められなくて…アイツは人の心の苦しみを知っている」
イルカ「アイツは化け狐なんかじゃない。木の葉の里のうずまきナルトだ！」
ナルト「くっ……」
ナルトは大粒の涙を流した。
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フローラ(プロフ) - マヤヤさん、ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします(^-^) (2019年3月31日 0時) (
レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
マヤヤ - 読んでておもしろかったです！これからも、書いていってください。 (2019年3月30日 23時) (レス) id: b8ca125bbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フローラ | 作成日時：2019年3月12日 16時
