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＊ ページ7
「これ、Aにあげる。」
差し出された本を見て
「ダメだよ。」
だって、大事にしてるでしょ？と本を差し戻した
「A、この本好きって言ってたじゃん。」
そうだけど...と下を向くと
「星がいっぱいで、きれいって言ってたじゃん。」
ほら、とまた本を差し出した
仕方がなく受け取ると、満足げな笑顔で
「今度、流星群が来るんだよ。」と教えてくれた
.
「流星群？」
「そう。いつもは観れないんだって。」
「どんなの？」
こんなのだよ、と本のページを開くと
そこには、無数の星が弧を描き降り注いでいて
純粋に、きれいだと思った
.
「お父さんに連れて行ってもらおう。」
そう約束したけど
.
.
.
結局、流星群は観れたのだろうか
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作者名：雪乃 | 作成日時：2019年11月27日 16時
