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朝方になり勤務時間の終わりを告げるチャイムが鳴った。


今日はそこまで忙しくなかった…けど特大の患者が来たなそういえばなんて思い
ベッドに目をうつすと寝息をたてて眠るテヒョンさんがいた。




よかった。眠れてるなら。





汗が滲む額をタオルで拭くと違和感を感じたのか少ししかめっ面になった。




おもしろいな。イケメンってこんな顔してもイケメンなのか。










「ヒョンに手を出すなよ、アバズレ」






『はぁ?』







背後から言われたことのない単語が投げられ振り向くと


昨晩テヒョンさんを連れてきた男の1人だった






『あなたは』




「ヒョンを助けてくれたのは感謝するけど、アンタみたいなアバズレがヒョンに近づくのは許さない」


『誰がアバズレだ』






心底失礼だな、この美青年は!








私を警戒しながらテヒョンさんに近づいて寝ている顔を覗き込む。


顔を近づけて息をしていることを確認し、急にボロボロと大きな瞳から大量の涙を流した。






『え!?』


「ううううううう、よかったよ〜出血量ハンパなかったから今回は無理かと思った〜」


「こら、不謹慎なこと言うな。ジョングク」


「いたっ、ジミニヒョン」


『増えた…』













もう1人やってきた男性はジミンというそうで。


話し方が柔和で会話もしっかりできるタイプの人だった。よかった。


そこの大泣きしてるジョングクという人よりマシな感じする











「ありがとうございます。助けてくださって」


『いえ、ユンギさんの腕があってこそです』


「あのユンギヒョンに着いて助手やってるんですから大したもんです」


「なんだって」


「あ、ユンギヒョン〜これ車庫の鍵です!」


「どうも。お前らちゃんと寝たか?」


「えぇ。ヒョンの家は寝心地良くて助かります」


「たくっ、俺の家はお前らのホテルじゃねぇっての」







ユンギさんは患者の波もひいたし帰っていいぞと私に声をかけたあと



テヒョンさんの顔を覗き込んで眉間を指でグリグリと押した



起きますよと一言添えると、今日は眠りが深くてなによりだなと小さく笑った



















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設定タグ:bts , テヒョン , 防弾少年団   
作品ジャンル:タレント
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作者名:りー | 作成日時:2023年10月24日 11時

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