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13【JM】 ページ13










テヒョンと俺は物心ついた頃からの幼馴染であり上司と部下


守るべき存在で俺の生きる理由

それが俺にとってのテヒョンという存在








テヒョンは自身の立場を理解しているものの

守られるだけじゃいやだと前線に立ちたがる



だからこそ傷が絶えないし、


その度にこうやってユンギヒョンの診療所へ


秘密裏に連れて行ってる。











ユンギヒョンとは先代からの繋がりで世話になってるけど


実際のところは良く分からない

ただテヒョンと昔からの知り合いであり


現状唯一信じられる外部の人間ということ






ユンギヒョン自身も他人を信用しないから


今まで助手なんて雇わなかったのに


まさか女を囲ってるとは。


知らなかった。










病室でひとしきり俺らの事情を話したものの、


敵か否か選択しなくてはならない。


テヒョンの害になるものは何ひとつ残していてはいけないから。


女だろうとなんだろうと甘く見ると痛い目を見る。







非現実的であろう話を聞いてもさほど動揺しない彼女に拍子抜けした。


テヒョンの身体についている傷を見ても俺らの事情を聞いても



淡々と


受け入れていた


冷めてるだけではこうはいかない。












「ユンギヒョン、あの女、どうしたんです?」


「だからAは俺の助手だって言ってんだろ。看護師。」


「そういうことじゃなくて…なんで急に雇ったりしたんですか」


「俺だってそんな若くねぇの。猫の手でも借りたいってなっただけ」













ウソつき。





のろのろと覇気のない見た目なのに腕がたつ医者だし、

施術も完璧。


基本1人でなんでもできるような人間が


たかが年齢を言い訳に看護師を雇うわけなんかない。






「…おい、深読みしすぎ」


「なにも言ってないですけど」


「顔に出てるっつーの。

俺だっていつまでも生きてるとはかぎらねぇし


誰かいたほうが便利だろ。


それにアイツは他人に興味がねぇ

だからこそ淡々と仕事をこなせるし、


何より生きる明日に絶望しているような人間だからな。



そういうヤツは俺的には















信用できるわけ」












そうか。




あの女もこちら側に近しい感覚を少しは持っているのかもしれない。


だからこそ他人の話に興味がなく、


患者の身の上話程度にしか感じてないんだろう。













可愛くない女だな。






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設定タグ:bts , テヒョン , 防弾少年団   
作品ジャンル:タレント
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作者名:りー | 作成日時:2023年10月24日 11時

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