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私の人生は


ごく普通であり平凡な


代わり映えのない毎日を淡々と過ごしていく




ただそれだけだった








それだけでよかった












『うわぁ…めっちゃ降ってる』




街の小さな夜間営業の診療所に勤務し、早2年


元々は医大で看護師をしていたが連日の残業続き・眠れない日々に耐え切れず


夜中自宅で倒れた際にお世話になった診療所



たまたまその時に院長に職業を聞かれスカウトをされ、今に至る


別に医大で働くことが夢だったわけでもないし


看護師もこの先生きていく上で必要になる職だと思ったから就いただけで


別にそこまでモチベーションがありわけでもなかった



それに私自身、夜に活動する方が居心地がよかった






ただそれだけの理由













今日は天気が悪い 最悪









レインシューズを履いて傘をさして街に出る



雨はそれほど嫌いじゃない


濡れるのは面倒で厄介だけど


雨自体は悪くない


ただ毎日をこなしていくだけの私に少し変化を与えてくれる



診療所の裏口について傘をとじた瞬間



1台の黒い車が勢いよく向かってきて診療所の目の前で停まった









『なに…?』












物騒すぎて一瞬、身構えたが


車から降りてきた人物を見たら















時が止まった












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作者名:りー | 作成日時:2023年10月24日 11時

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