『先輩、好きです！』【真波山岳】

☆第２７話☆ ページ27

《空花side》

気にしなければ案外楽しめちゃうもので

あっという間にもう日が暮れてきた。

空花「楽しかったなぁ。」

空羅「せやなぁ！」

タワー○ブテ○ーに乗ったり海底四万マイルに乗ったりミ○ーマウスや、プ○ートと写真とったり、スッゴク楽しかった。

黒田「俺、ちょっと飲みもん買ってくる。葦木場もちょっと来てくんね？」

葦木場「わかった」

泉田「僕はトイレに行ってくるよ」

銅橋「一緒に行きます。」

一緒に行くって女子かよ(笑)

悠人「俺、お土産もっかいみてこよーっと」

空羅「うちも一緒にいってくるわ」

空花「いってらっしゃーい」

ん？あれあれ？

皆いなくなっちゃった？

ってことは真波先輩と二人っきり？

嘘でしょ？気まずすぎるわ！

真波「ねぇ？」

空花「は、はい！！」

うわぁ、声裏返った

真波「今からさ、真面目な話するからこっち向いて？」

真面目な・・・・話？

空花「は、はい、なんですか？」

いつになく真剣な目をしている。

真波「くぅはさ、今でも俺の事が好き？」

これは、お前が迷惑なんだよ的な話？

聞きたくない

空花「っ、はい」

真波「そっか。じつは((空花「聞きたくないです！」えっ？」

空花「私、真波先輩に迷惑とか言われるんだったら、自転車競技部辞めるんで、聞きたくないです！」

この際、思ってること言ってしまおう

空花「少し前から、真波先輩に避けられてるって感じて、ずっと何でだろ？って思ってたんです。私、１回だけ部活休みましたよね？」

真波「うん」

空花「その日、女の先輩と真波先輩がすごく仲よさそうにしてて、それって真波先輩の彼女、なんでしょ？私なんて始めっから邪魔な存在だったんですよね？そうなんでしょ？」

自分で言ったのに・・・・


涙が止まらないよ


真波「ふ、ふふふ、」

空花「な、何ですか？」

真波「あはははっ」

なんで笑うの？意味わかんないよ！

空花「なんで笑うんですか？」

真波「くぅはかわいいな。」

えっ！？とぉ？

真波「全部くぅの誤解だよ」

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