super man 〜憎いアイツはスーパーアイドル〜 part6

私の病気 ページ1

遠い…遠い記憶…

仲が良かったユンナの家に遊びにいった日
A「おばさん、こんにちは！」
頭を下げた私の顔を見るなり、ユンナのオンマに言われた
「あんた、日本人なんだって？悪いけどあたしやゃ日本が大嫌いなんだ！ユンナに近づかないでおくれ！」

まだ小さかった私にはなんのコトかよくわからなかったが、家に帰って兄さんから教えられた

この国にはまだ反日思想が強く残っている
特に年配の方
これは…仕方ないコトなんだ…と

小学校に上がると、ますますひどくなる
何かある度に「日本人のクセに！」だとか、「日本人だから…」といって侮蔑された

優しく迎えてくれる人ももちろんいたけど


そして学ぶ

認められるためには、完璧になれば良いのだと


それからは努力の日々だった

毎日5時間の勉強と、毎朝のランニング
みんなの嫌がるコトは率先してやったし、大人の信用を得るためにたくさん努力した


そして

中学生になったとき
彼に出逢ってしまったのだ…

今思えばそれは恋ではなく憧れだったのかもしれない

しかし告白→玉砕

しかしこっぴどくフられたあの瞬間
私は私を取り戻せたのだ

それからは、自分のために努力した
チョ・ギュヒョンに認められたい一心で

今までとは違い、今度は「韓国人だから」と侮辱されたが、そんなことはどうでもよかった

そして

チョ・ギュヒョンと想いが通じ合ったあの日
私は完璧という言葉から解放された


兄曰く
「ソナのそれは病気みたいなもんだよな！まわりも自分も全く見えてない…俺はお前が心配だよ…」


いつのまにか
私の病気は再発していたようだ

ため息 〜sideSM〜→

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