吸血鬼との契約 (ページ7)

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１-６遺伝子操作についてページ7

冬樹side

そもそも吸血鬼が遺伝子操作をできるという話を聞いたことがない。

｢主顔が・・・( ＾ω＾ )こんなんになってるぞ？｣

｢それはもうほっとけ・・・話を戻すけど何でお前がそんな真似できるんだ？｣

｢その話をするとながぁーくなるからこの契約書に血を垂らしてからでいいか？｣

｢別にいいけどちゃんと説明しろよー｣

｢了解した。主｣

そう言うと何故か魔魅の体が紅く光出した。
そうかこいつ自分で光れるのかつまり光源か理科で習ったあれか

｢遺伝子操作完了～♪｣

とかなんとかやってるうちに遺伝子操作やらは終わっていた。

でも血は一滴たりとも魔魅から流れていない。あれって思った時にはもう遅かった

魔魅の方からザｼｭｯという音が聞こえてきた。僕はなんとなくその音に察しながらもその音が聞こえてきた方向に目を向けた。

｢うわーやっぱり｣

まぁーそうなってるよね？っていう光景がそこにはあった。お察しのとおり魔魅が自分の腕を切りつけていた。しかも剣で。

｢なんとなく・・・察しはついていたが大丈夫なのか？それ｣

｢心配するな主。吸血鬼はこの程度じゃ死なん。いや死ねないか｣

｢ふーん。で契約は終わったの？｣

｢ああ、終わった。これでやっと主のお腹の穴をふさげるぞ！良かったな主。｣

｢えっ？｣

｢えっ？とはなんだ主。それともそのまま道路に寝っ転がったままが良かったか？｣

｢いやそんな、趣味はないけど・・・｣

｢良かったー。私の主となったお方が道路に寝っ転がることが好きな変態ではなくてよかったー。｣

｢違うから。違うから安心して？｣

｢そうか。じゃあお腹の穴治すぞー。《ヒール》｣

そう言うと、たちまちお腹の穴は治っていった。こころなしか血も増えたような気がする。

｢さて、お腹の傷も治ったことだし。ひとまず主の家に行こうか。｣

｢待て待て、この場所のこの惨状どうすんだよ？｣

｢この世界にはこんな素敵な言葉があるって聞いたぞ？逃げるが勝ちという言葉だ。主も覚えておいた方がいいぞ！｣

まぁ、つまりはそういうことだな？逃げるんだな？ここの現場から。後日ニュースとかになりそうだ。