吸血鬼との契約

1-2 現在の状況を聞いてみよう ページ3

冬樹side


｢えーと、心配してくれてありがとう？所で、君は誰かな？見たところ人間ではないよね？｣


｢よく分かったな。私が人間ではないと｣


｢そりゃあ分かるよだって時間が止まっているんだもの｣


この子は何を言っているのだろうか。普通に見たらわかる。


空を飛んでいる鳥、悲鳴を上げている様な顔をしている人間、そして僕の体から出ている血さえも止まっているのだから。


｢そりゃあ分かるか。名前はないが種族を名乗るとしよう。



私は吸血鬼だ｣


｢へー吸血鬼か、このままだと僕の血を吸い、失血死で殺すのかい？｣


｢あまり驚かないんだな・・・お前の質問に答える前に、お前はこのままだと死ぬがそれは分かるよな？｣


｢そりゃあね、こんなに血が出てたら救急車なんて間に合わないだろうし｣


｢お前はそれでいいのか？｣


何を言っているんだろうこの人は？そんなの・・・


｢死んでもいいに決まってるじゃん。アニメを見れなくなるのは悔しいけど元々生きるのがめんどくさかったしね｣


｢面白い考え方をするなお前は。それならこんなのはどうだ？私と契約し、ファンタジーな人生を歩むというのは？｣


本格的にこの人が言っている事がよく分からなくなってきた・・・

１-4 契約完了→←１-１ 現在の状況を整理しよう。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す