か わ か み か っ ぷ る さ ー ど ！！

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Aside


『伊沢さんっ！』


「Aっ！」

『拓朗はっ…拓朗はっ…大丈夫ですか？』

「うん、刺されたけど浅かったみたい」

『よかったっ……』

〔川上さんの奥様ですね？〕

『はい……』

〔少し話がしたいのでお時間頂けますか？〕

『はい。』


医師の誘導で、個室に案内される。


〔幸い、刺された傷口は浅く、命に別状はありませんが……〕

『はい…』

〔刺された場所が、ちょっと…〕

『………』

〔なので今夜が峠かと…〕

『…これを乗り越えれば、拓朗は助かりますか？』

〔はい。〕

『多分、私は警察に事情聴取されると思います。なので、私の上司にお願いしてもらってもいいですか？』


〔わかりました。〕

『ありがとうございます。』


医師と一緒に個室を出る。


{すみません、川上Aさんでしょうか？｝


『えっ…あっ…はい。』

{警察の者です。お話お聞かせもらえませんでしょうか？}



『わかりました。伊沢さん、あとはお願いします』


「わかった。」


私はパトカーに乗り込んで警察所に行った。

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