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「視えてるって？」
「ごく稀にいるの。ブロッカーの指先がおそろしいほどはっきりと視えるスパイカーが。」
「あの一瞬で？」
叶歌はびっくりしたように日向君を見つめる。
「…それじゃあ、対策の打ちようがないじゃん…」
そう言った叶歌に私は笑いかける。
「チートかよって思うよね。」
でも、彼は見かけによらずそうじゃない。
「彼は例えるなら買ったばかりのスポンジだよ」
「スポンジ…？」
キョトンとした顔で私を見つめる叶歌に私は視線を向けた。
「買ったばかりのスポンジは、どんなものでも吸収する。それがたとえ味方からの情報じゃなかったとしても、彼はすべてを吸収する」
そして、彼こそが
「“日向翔陽”こそが、烏野の芯なんじゃないかな」
もともと頼んできたわけじゃないにしても、日向翔陽という存在が烏野高校というチームを変えたのはほぼ間違いない。
「烏野というチームに刺激を与えた存在は間違いなく日向翔陽だ。孤独の王様を救えた彼ならほかのメンバーを変えることなんて容易いはず。その証明に、烏野というチームは、攻撃方法が雑食性に富んでいる。」
叶歌が私の言いたいことを引き継いだ。
「…日向翔陽という存在が、烏野の芯」
ぼそりとつぶやいた彼女は、少し考えるそぶりを見せたのち、私に笑顔を向けてきた。
「ありがとう！Aちゃん！」
奥へと戻っていく叶歌の背中に、私は思わず呟いた。
「ほんと、みんな楽しそうなんだから」
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虹希(プロフ) - 水無月さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！待っていてくださるなんて…！本当にありがとうございます！ (2021年8月25日 20時) (
レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - あまねさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！これから単行本を入手し、少しずつ更新していきます…！ (2021年8月25日 20時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 下の方と同じくなんでもっと早く出会わなかったのか後悔しています((更新いつまでも待ってます！！！！応援してるんで！！ (2021年8月16日 20時) (レス) id: e283fb9d1f (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの？私バカなの？((((喧しいわ (2021年8月15日 14時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - ハルジオンさん» ちまちま更新再開しようと思います！よろしくお願いします… (2021年2月5日 18時) (レス) id: 522ef85b27 (このIDを非表示/違反報告)
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