#特別編 ドリームマッチ ページ36
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※ドリームマッチは本来三年生含まれませんが、どうしても及川さんが牛若にあげてほしいという願望を果たして頂きたい為に含ませて頂きます。
「侑マジでおおきに！」
俺にそう言うてくるんは彼女であるA。
ジュニアオールスター 通称ドリームマッチ
去年に引き続き招集された俺はマネージャーとしてAを招待しておいた。
「飛雄くんこうやってまたチーム組めるんは嬉しいわー」
ユースとかでしか組めへん思てたし。
「…別に。ただ宮さんが嬉しそうなのそれだけじゃないっスよね」
白に紫に近い色でSTARと書かれたユニフォームを身に纏うオレンジ頭。
「そうそう！俺アンタにトス上げたかったんよ」
LINEめっちゃうるさかったっすと続けた飛雄くん。
しゃーないやろ。
飛雄くんむっちゃ羨ましかったんやもん。
「化け物セッター揃ってSTARかいな」
紫に近い色に白でOCEANと書かれたユニフォームを身に纏うのは俺の双子のサム。
「おーサム！そっちのセッターは…」
「(なんで俺が)」
俺らの後ろにおった早流川のやつが反応する。
「…げっ」
赤い生地に白い文字でMAXと書かれたユニフォームに袖を通しとったそいつの顔からは酷い嫌悪感。
「そいつ…めっちゃ頭いいッスよ…」
「知ってます。」「知っとる。」
見るからにゲーマーやん。
ゲーマーは司令塔が似合うとるもんなぁ…
「…角名！」
「…」
「ちょ、おい無視せんといてや」
赤のユニフォームはこいつにはむっちゃ似合わへんなぁ。
「…
角名はそうチームにコメントだけして帰っていく。
確かMAXには佐久早くんおったよなーと思いながら俺はAの元に駆け寄る。
「どう？Aが望んだ景色やで」
「むっちゃ好きやわ！」
その笑顔はいつも以上に華やかやった。
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