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先生の話で、すべてのつじつまがあった。
父の虐待から逃れるために、東京大学を私は目指したんだ。
寮に入ることで、父親から追われることがなくなるから。
〖今までありがとうございました〗
拓司が隣のベッドで寝ていること確認してから、QKのLINEグループに私はそう送った。
夜遅くまで幸村先生といたから、既読がつくことはなかった。
「…よし、行こ」
私はホテルにあったメモ帳に、拓司に最後の言葉を書き残してから、そっと客室の扉を開ける。
ガチャンと無機質な音が背中で響く。
まるで私の人生の扉みたいだなんて、くだらないことを考えながら私は廊下を歩いていく。
「すみません、この近辺に海はありますか？」
夜勤のフロントクラークの方にそう聞くと、彼は優しく私に地図を差し出してくれた。
「海のない県にお住まいですか？」
「…ええ、まあ。夜の海って見たことがなくて」
にこりと微笑んでから、フロントクラークの方は“夜の海でしたらここがおすすめですよ”とそこを赤いペンで囲ってから、簡単にルートを同じペンで記してくれた。
「ありがとうございます。助かりました」
「いえ…いってらっしゃいませ」
彼は私に頭を下げ、そのまま業務に戻っていく。
その後ろ姿を見て、私は記された海に向かうべく足を進めた。
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虹希(プロフ) - sekainoowarilovさん» 期待以上のストーリーに仕上げることができていたでしょうか。それなら本当にうれしいです。話のまとまり出会ったり、収束が付いていないのではないかと不安だったので…。これからも虹希を応援していただけると嬉しいです。 (2020年1月6日 17時) (
レス) id: 637c3be836 (このIDを非表示/違反報告)
sekainoowarilov(プロフ) - リクエストありがとうございます！！期待してた以上に素敵な作品でほんとうに、素敵です(語彙力) (2020年1月6日 17時) (レス) id: 8cc800abef (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - 京北わかさん» ご期待に添えていたら幸いです。これからも虹希を応援していただけると嬉しいです！ (2020年1月6日 13時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
京北わか(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございます！とっても良かったです！ (2020年1月6日 9時) (レス) id: 4e915e623c (このIDを非表示/違反報告)
sekainoowarilov(プロフ) - 虹希さん» 虹希さんのかわかみかっぷるなども拝見していてほんとうに毎日ニヤニヤしているのでこちらこそありがとうございます！！ (2020年1月6日 8時) (レス) id: 8cc800abef (このIDを非表示/違反報告)
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