番外編 思い出と分岐点 ページ19
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sekainoowarilov様からリクエストいただきました
ありがとうございます！！
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「車から見たここってこんな感じだったんだね」
「あの時は海を見る余裕なんてなかったけどね」
私の言葉にそう返した福良さんの表情は見えなかったけど、その声色に呆れの感情が紛れているのは明らかだった。
拓司が運転する車の助手席側に私、そして後部座席に福良さんが乗っていた。
地本でも穴場らしいその海は、夕方であるこの時刻でも
「丁度この辺だよ。こうちゃんがAを見つけて」
「あの暗闇で、ですか？」
私がそう聞くと、拓司が笑いながら頷いた。
「そうそう。“あ、Aさんだ”って」
“俺もさすがにそれはすごいと思ったよ”
そう続けた拓司は海沿いにある広めの場所に車を停めた。
「はい、行くんでしょ？」
拓司の言葉に頷くと、拓司はそっと、私に手を差し出した。
それを握って車から降りると、潮風が頬を撫でる。
「何か、思うところはある？」
「懐かしい、かな？」
拓司の問いかけにそう答えると、彼は私の頭を2回、優しく撫でた。
「Aにとっても、俺にとっても、ここは分岐点だからね」
拓司の長い前髪を風がふわりと浮かせた。
その横顔が格好よくて、なんだかずるくて、私はそのまま海に向かって走り出した。
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虹希(プロフ) - sekainoowarilovさん» 期待以上のストーリーに仕上げることができていたでしょうか。それなら本当にうれしいです。話のまとまり出会ったり、収束が付いていないのではないかと不安だったので…。これからも虹希を応援していただけると嬉しいです。 (2020年1月6日 17時) (
レス) id: 637c3be836 (このIDを非表示/違反報告)
sekainoowarilov(プロフ) - リクエストありがとうございます！！期待してた以上に素敵な作品でほんとうに、素敵です(語彙力) (2020年1月6日 17時) (レス) id: 8cc800abef (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - 京北わかさん» ご期待に添えていたら幸いです。これからも虹希を応援していただけると嬉しいです！ (2020年1月6日 13時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
京北わか(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございます！とっても良かったです！ (2020年1月6日 9時) (レス) id: 4e915e623c (このIDを非表示/違反報告)
sekainoowarilov(プロフ) - 虹希さん» 虹希さんのかわかみかっぷるなども拝見していてほんとうに毎日ニヤニヤしているのでこちらこそありがとうございます！！ (2020年1月6日 8時) (レス) id: 8cc800abef (このIDを非表示/違反報告)
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