【リクエスト】発熱 ページ26
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いぐりあ様から二回目のリクエストです！
本当に、ほんっとうにありがとうございます！
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「おっはよーございます」
「あ、A来た来た。待ってたよ」
「伊沢さんにそんなこと言われる日が来るとは思っていませんでした」
“おいこらどういうことだ”
笑いながら私を小突く伊沢さんに笑いながら、私はそのまま執務室に入っていく。
椅子の上にリュックを置いて教材を取り出すと、伊沢さんが近づいてきた。
「相変わらず荷物いっぱいだね〜…勉強熱心なことで」
冗談半分、心配半分の目で私を見つめる伊沢さんのそれは先輩の目ではなく、ちゃんとCEOの目で。
仕事をとてつもなく速く──人外なんじゃないかと思うくらいのスピードで終わらせる時の彼のそれだった。
「多分大丈夫です」
私が笑顔でそう言うと、彼は苦笑いを浮かべる。
「あ、そういえば今日、拓朗は？」
私が伊沢さんにそう聞くと、今度は少しだけ気まずそうに目を逸らした。
「…あ、発熱ですか？」
「え、俺ってそんなわかりやすい？」
彼の反応で何となく察した私がそう聞くと、目を見開いた彼は自分の頬にペタペタと手を当てた。
「いや、そうじゃないですよ」
笑いながら私が否定すると、今度は伊沢さんが私に懇願するような目を向けてきた。
「俺たちが行っても意味ないと思うし、Aが行ってきてくれない？」
「…拓朗の家ですか？」
「そこ以外どこがあるんだよ」
私の返答にそう答えた彼に思わず頭を抱えた。
「…拓朗に追い返される未来が見えました」
「いやさすがにあの川上でも大好きな彼女を追い返したりしねぇよ」
半ば伊沢さんに言いくるめられて、私は荷物を詰め直し、それを背負った。
「じゃあ、お先です」
「川上をよろしくね」
「伊沢さんに頼まれたから行くんですからね」
私の言葉に伊沢さんは“はいはい”と呆れたように笑った。
「早く行きなよ」
「はぁい」
“本当は心配なくせに”
最後に伊沢さんからそう言われた気がした。
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虹希(プロフ) - 莉華さん» コメント並びにご愛読ありがとうございます。申し訳ないことですが、こちらの作品の後継者の方はありがたいことに既に決定しております。お気持ち、大変嬉しいのですが…。そのお気持ちを、ありがたく受け取っております。これからもこのかわかみかっぷるをお願いします (2020年2月16日 13時) (
レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
莉華(プロフ) - 初コメントです。いつも読ませて貰っています。もし、前にいなければですが、私が力になれるなら、この作品を継がせて頂きたいと思っています！最後になりましたが、合格、本当におめでとうございます！ (2020年2月16日 7時) (レス) id: 907e72034e (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - しろまるさん» ありがとうございます。こんな作者の作品を見てくださり、本当にありがとうございます。残り僅かではありますが、よろしくお願いします (2020年1月24日 7時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
しろまる(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます！大学合格おめでとうございます！いつも作品を拝見させていただきありがとうございます！残り短い期間ですが楽しみにしてます！これからも応援してます！ (2020年1月23日 22時) (レス) id: ded50f1d5d (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - 京北わかさん» ありがとうございます。残り期間はわずかとなりますがその期間もこれまでと変わらない応援をよろしくお願いします。 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 637c3be836 (このIDを非表示/違反報告)
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