クリスマス編＿k-chan ページ39
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「何が楽しくてクリスマスにまで図書館に引きこもってなきゃいけないんだよくそ…」
「そりゃあ受験生の宿命でしょ」
「文一余裕だからって…くそ…」
私は余裕そうに図書館内の本を読み漁る渡辺を見て思わず舌打ちをしそうになる。
「前女なんだし、進学面に関してはそっちの方が有利でしょ」
「文一余裕の人に言われたくないよね！！」
弁護士とか法律関係を目指す渡辺に対し、私は日本銀行に務めることを志望して、文科二類への進学を決めた。
元々成績が良かったという訳でもない私にとってこれは挑戦だ。
かけてるものが高校受験とは比にならない。
「にしても、数学壊滅的なあのAが東大ね…」
「それ前女受ける時にも言われた。」
何を隠そう、私は数学が壊滅的なのである。
「…別に、数�靴�らいまでなら頑張れるし…」
「無茶言うなよ」
笑いながら言う渡辺に私も思わず笑いそうになる。
「だって国語とか社会とかは俺より点とってんじゃん。」
東大模試を見て渡辺がそう言うけど、私にとってそれは数学の全てだ。
「…数学はズッタズタだけど」
「だから今やってるんじゃんか…」
分厚い、という訳でもないこの問題集。
けど、私にとってこれは高校生活の全てなんだよ。
「渡辺、ここなんだけd───────」
近かった。
お互い補習帰りで、制服で。
黒縁メガネをかけた彼に、思わず胸が高鳴る。
「あ、それは数列少し応用させて───────って聞いてる？」
「…っ当たり前じゃん」
顔に熱が集まった私を見て、渡辺は小さく笑った。
「ちゃんと、同じ所に行こうな」
「……っ、分かってるって」
耳元で囁かれるように言われたその言葉。
説明も同じようにされる。
「…ねえ、渡辺」
「何？」
「…私、ちゃんと受かるから」
小さく笑った渡辺は、私の頭にぽんっと手をのせる。
「無理しないでね」
たったそれだけだけど、私にとっては大きかった。
図書館の前には大きなクリスマスツリーがある。
それを眺める家族たちを見て、思わず私も自分と渡辺がそうなるのかもしれない、なんて思いを馳せた。
「…よしっ、絶対合格っと…」
暗い空に図書館の光が目立つ。
私はその中、もう一度シャーペンを握り直した。
井上咲様リク 精神年齢2歳＿kwkm→←悠様リク 彼女の優しさ＿fkr
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汚嬢 - ニヒルは、無表情って意味らしいです。quizknockの語彙力面接にありました。ぜひ見てください (2019年6月23日 1時) (
レス) id: ac3d8e08a3 (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - はのんさん» そう言って頂けて嬉しいです。ありがとうございます。そうですね、ちまちまちまちま。一か月に一回、もしかしたら三か月に一回とかになってしまうかもしれませんが、本当にちまちま書くと思います。ですので、どんなに更新しなくても、見捨てないでいただけたら幸いです (2019年1月13日 17時) (レス) id: 14232fb1c5 (このIDを非表示/違反報告)
はのん - リクエストは中止されてもお話は続けていただけますか？？とっても楽しみにしているので気になってしまって… (2019年1月13日 17時) (レス) id: 8b6ba15ed7 (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - 井上咲さん» 申し訳ありませんが、リクエストの受付は一時停止させて頂いております。折角頂いたのに本当に申し訳ありません。 (2019年1月1日 20時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
井上咲 - 「ハニトラはお手のもの」の夢主ちゃんはちょっとあざとくてめっちゃ私好みでした(笑)リクで春菊をたべたくない彼女に一口だけって食べさせてあげて残りは自分で食べちゃうって、ふくらさんのは食べない川上さんでお願いします！ (2019年1月1日 1時) (レス) id: b7baff39b5 (このIDを非表示/違反報告)
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