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実験室の高嶺の花_sgi ページ3

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「須貝くん、ここなんだけど」



白衣に身をつつんだ1人の先輩。

その人は、間違いなくこの研究室の高嶺の花だった。



「えっ、あっ、はいっ!」



男だらけのこの研究室で耀く紅一点の先輩は、繊細で、でも明確な意識を持っていた。




「ふふっ、ビックリしすぎ」



そんな風に笑う先輩に、俺も俺自身に笑ってしまった。



「それもそうですね、どうかしたんですか?」

「えっと、これなんだけど」



ある程度進んでいる実験。

他に何が必要なんだろうか。



「これ以上、私じゃ進めなくて。須貝くんに受け継いで貰えないかなって」

「ああ、そういうことなら…」



そう言って、俺はそのレポートに手を伸ばす。



けど、途中でやめた。



「須貝くん?」

「先輩も、一緒にやりませんか?」



目をパチクリ、とさせた彼女は困ったように微笑んだ。



「私が足を引っ張っちゃいそう」

「大丈夫ですよ。ほら俺、フォロー得意なんで」

「ふふっ、逞しいね」



白衣を翻した彼女は、これまでの失敗した実験データを俺の前に差し出す。



「えっ」

「一緒にやるんでしょ?」



“なら、この失敗し続けたデータから、傾向割り出しておくね”と微笑んだ先輩に、俺も思わず笑ってしまった。



「ありがとうございます」

「…こっちこそ、ありがとう」



そう言って照れくさそうな笑顔を浮かべた先輩に俺も小さく微笑んだ。



「本当は、A先輩と一緒にいる口実を作りたかっただけ」



そんな呟きは、研究室の壁に吸い込まれて行った。

スターと共に_kwkm→←映像処理のプロ_fkr



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汚嬢 - ニヒルは、無表情って意味らしいです。quizknockの語彙力面接にありました。ぜひ見てください (2019年6月23日 1時) (レス) id: ac3d8e08a3 (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - はのんさん» そう言って頂けて嬉しいです。ありがとうございます。そうですね、ちまちまちまちま。一か月に一回、もしかしたら三か月に一回とかになってしまうかもしれませんが、本当にちまちま書くと思います。ですので、どんなに更新しなくても、見捨てないでいただけたら幸いです (2019年1月13日 17時) (レス) id: 14232fb1c5 (このIDを非表示/違反報告)
はのん - リクエストは中止されてもお話は続けていただけますか??とっても楽しみにしているので気になってしまって… (2019年1月13日 17時) (レス) id: 8b6ba15ed7 (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - 井上咲さん» 申し訳ありませんが、リクエストの受付は一時停止させて頂いております。折角頂いたのに本当に申し訳ありません。 (2019年1月1日 20時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
井上咲 - 「ハニトラはお手のもの」の夢主ちゃんはちょっとあざとくてめっちゃ私好みでした(笑)リクで春菊をたべたくない彼女に一口だけって食べさせてあげて残りは自分で食べちゃうって、ふくらさんのは食べない川上さんでお願いします! (2019年1月1日 1時) (レス) id: b7baff39b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹希 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年11月23日 20時

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