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中垣内side



「監督!今ってお時間大丈夫ですか?」

「どうした?」



俺より圧倒的に背が高い人たちが多い中、たった一人の165cmにも満たない女子を呼ぶことは、正直俺には抵抗があった。



けれど、石川があれだけ推してくるということはそうとうな実力の持ち主なのだろうということで彼女を呼びだした。



「お忙しいところ申し訳ないです」

「大丈夫だよ」



律儀に頭を下げて謝る彼女の思わず口元が綻んだ。



「はい、西田選手のここについて伺いたいんです」



彼女が指さしたところは、俺も気になっていた箇所だった



「調子のいいときのスパイクフォームと見比べるともっとわかりやすいですよ」



そういって、彼女はタブレット端末を二回ほどタップした。



すると、それは一目瞭然で、明らかに足をかばっているような跳び方だった。



「わかりました。いってきます」



石川が彼女をあんな熱狂的に推してくる理由がなんとなくわかったきがした。



「西田選手、足やってますよね。休んでください」

「えっ、ごめん有志気づけなくて。Aの言う通り休んでな」

「関田さんめっちゃいうこときくの早くないっすか?!」

「まあ、そりゃAだし…」



“なんですかその理由!”と叫ぶ西田の背中を押してコートの外に追いやる彼女を見て、俺は思わずつぶやいた。



「今年、やっぱ躍進的だわ」

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虹希(プロフ) - 織ぴーさん» レス遅れました…(´・ω・`)ありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2019年11月17日 10時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
織ぴー(プロフ) - こんばんは!更新待ってました!頑張ってください! (2019年10月27日 21時) (レス) id: 79415afd8d (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - しゅりめるさん» こんにちは!一応オチの予定は関田さんです!小野寺さんとも悩んだので所属をJTにしました笑 (2019年10月13日 17時) (レス) id: 637c3be836 (このIDを非表示/違反報告)
しゅりめる(プロフ) - こんにちは!この小説は関田さん落ちですか?関田さんの名前を見ただけで嬉しくなってしまって!これからも頑張ってください!応援してます! (2019年10月13日 5時) (レス) id: abe3ed74ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹希 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年10月11日 18時

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