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２７話目。宮原side ページ28
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ハイレベルの試合を制したのは、星城だった。
私の後ろにいる二軍の人達がうぉぉぉと声をあげるのがわかる。
「…インハイに続く二冠」
去年も合わせれば、五冠達成。
連勝記録は収まることを知らなかった。
「おめでとう」
そして、お疲れ様。
祐希と祥充くんか握手を交わす。
“春高では負けねぇ。”
“…受けて立つよ。”
主将同士、そんなことを話しているように感じた。
両者とも、涙なんて浮かべてない。
その目は、
私も負けらんないな
「Aー！」
「うぇーーい！」
上から見下ろす体育館はやっぱり特別だった。
絶対王者なんかじゃない。
私たちは、いつまでも挑戦者。
「だから、負けない」
思わず笑みが零れた。
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