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２話目。石川side ページ3
「はい、これが要注意人物ー。」
そこには盗撮されたムービーが。
「んーと、スパイクのこととかブロックのこととか私が見るより皆が見たほーがわかるし、早いなってことで盗撮してきた。」
「暗黙の了解守ってwww」
「暗黙の了解とか別に規則じゃないから破っても怒られない。」
「いやｷﾘｯてされても俺困るwww」
雄飛との会話を小耳に挟みつつ、俺は映るスパイクを眺めた。
「、スゲー…」
確かに、すごかった。
「…見てわかるから説明は割愛。」
ｶﾀｯともう一度Aがエンターキーを押す。
「はい、これがセッターさん。」
セッターと言う言葉に、部員全員が反応する。
攻撃の要、だからかな
「これも盗撮してきた。」
「A、盗撮しすぎ」
俺が注意すると、Aは不服そうに言い返してくる。
「私の語彙力じゃ伝わらない。…それに、これ許可取ってある。」
「え、用途説明して！？」
「んーん。駿台のファンなんですけど、拡散とかしないので、ムービーとらせてもらえませんか？って言った。」
「それは俺たちでも頷くわ…。」
Aは次のページに飛ぶ。
「攻撃パターンまとめた。今日東亜学園と練習試合やってたからついでに東亜のも集めてきた。」
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