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１２話目。宮原side ページ13
「おぉー…」
流石、大塚のサーカスバレー。
読みを効かせないバレーだった。
清風高校も、似たようなスタイルだけど、大塚ほど確実なものじゃない。
「…楽しそう」
１つ１つに全力で。
なんか、青春してるなぁって。
「あ、やべ。」
普通だったら聞こえないその台詞。
「A取って！」
祥充くんが叫ぶ頃には
「いでっ。」
ボールは私の顔面にぶつかっていた。
「…ごめん。大丈夫？」
「…太一にチクる」
「待って。あいつ大阪まで飛んできそうで怖いんだけど。」
「今頃愛工大名電とやってるころだから大丈夫」
「…うん。」
予想外の攻撃を受けたけど、元気だし。
流れ弾にぶつかるとかしょっちゅうだったからもう慣れっこ。
はじめの頃は、太一と祐希に心配されたなぁ…
…太一は今でもか。
「ｯｸｼｭﾝ!」
…ここ、埃やばくないですか。←
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