参拾壱 ページ32
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「お前、今何しようとしてんのかわかってんのか？！」
「それなりには。」
私が言うと彼は呆れたように笑った。
「わかっててやるのはお前マジで馬鹿だな」
「バカかどうかはこれからの日本を見て決めて欲しいね」
私がそう言うと、キッドは呆れたように笑みを浮かべる。
「これからの日本ねぇ…」
彼は“お前はそんなに重たいもの背負ってんのか”と小さく呟いた。
「…早く来てくださいよ」
「…なんで俺がコイツに化けなきゃいけないんだ」
不機嫌な降谷さんに思わず笑いだしそうになるのを堪える。
「仕方ないですよ キッドの動きを抑制させ、アイツらに誤算を与える、それが作戦ですから」
不服そうな彼だけど、構っていられない。
今この瞬間に、もしかしたら逮捕できるかもしれないのに。
私は小さく微笑んでからその場を立ち去る。
「ねぇ、綾瀬お姉さん」
私のズボンの裾をくいくいと引っ張る小さな探偵。
私は彼に目を向けた。
「裏では何が起こってるの？」
…彼の裏をかくのは、私にはまだ早いのかもしれない。
続く
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冠 - Victoriaって勝利の女神と言う解釈であっていますか？ (2019年12月24日 16時) (
レス) id: ebdf59309e (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - ののいろ系女子さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします (2019年1月20日 13時) (レス) id: 14232fb1c5 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 凄く面白いです！最初は降谷さんの姉だと思ってたんですが見てみるとちがくて、でもこれはこれで良くて、最高です！続き楽しみにしてます！ (2019年1月18日 22時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
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