公安の最強姉弟【降谷零】

弐捨参 ページ24

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「ゼロちゃんはこの爆破、どう見てるの？」

「…私は、これは所謂無差別テロの前兆だと思っています。」



無差別テロ。

国にこれ以上被害を与えるわけにはいかない。



「ああ、そうそう。貴女バーボンと仲良いの？」

「…そうですね。一度だけ取引させていただきましたが、意気投合しました。」

「そう。彼中々に顔が整っているものね」

「関係無いですよ」



息を吐くと、私は次に爆破しそうな場所を開ける。



「……やっぱりあった」

「爆弾の解体は得意なの？」

「…それほど得意では。でも、これ解体しないと私達吹き飛んじゃいますよ」



私がそう言うと、ベルモットは薄く笑う。



「ゼロはオールラウンダーなのね」



“そんなことはない”と否定しようとしたとき、ベルモットが動いた。



「爆弾は任せるわ。私達の他に一人いる。私はその人を問い詰めてみる」



コツコツとヒールを鳴らしながら私に背を向けて歩いていくベルモット。



「…さてと、解体しますか」



ズボンのポケットから折り畳み式の小型ナイフを取り出す。



「犯人捕まえてくんないかなー」



小さく息を漏らした。

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