公安の最強姉弟【降谷零】

什弐 ページ13

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「正直うんざりしてたけど、私は殺しはしないよ。あの人、めっちゃ私に貢いでくれるもん」



青い髪がゆらゆらと揺れる中野莟はキツい口調で言う。



「第一、私に危害を加えてこないストーカーなんて山ほどいるし。瑠璃花に言われたんだと思うけど、ストーカーごときで殺人なんか犯せないって。」



確かに、彼女の言うことは一理ある。

それでも、殺人は起きている。

犯人はわかった。

問題は動機だ。

その時、彼女の左耳に、キラリと輝くものが見えた。

…なんだ、そう言うことか。



「すみませんがこの謎解き、私にやらせていただけないでしょうか？」



降谷さんもわかったらしい。



「僕も手伝いますよ。」

「いらないわよ。」

「はは、冷たい方ですね。」



警察は、驚いたように私たちを見つめた。



「話を聞いた三人を、集めてもらえませんか」



私が言うと、警察は渋々ながら集めてくれた。



「結果から言いますと、犯人はあなたですよね？」



降谷さんが口を開いた。



「＿＿＿＿＿さん」

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