検索窓
今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:81,646 hit

ページ2

.



「初めまして!!一ノ瀬Aです。本日からここに配属されました。」



そう言ってぺこりと頭を下げた
​───────あの初々しい時を思い出す。

今の私にそんな初々しさは残っていない。
残したかったけど。

公安お得意の違法捜査で幾度となく返り血を浴びてきたし、何より現在私は犯罪組織に潜入している身である。

…弟と一緒に。



「なんでアンタと潜入なんかしなきゃいけないの…」

「それは俺のセリフ。」


こういう組織にはもってこいの両親環境を持ち、これが将来の日本にとって最善の選択だ。

とはいえやはり私たちも警察官。

犯罪に手を染めるのに少しの嫌悪感を感じない訳では無い。



「やっほー【ゼロ】と【ヴァン】。今暇かしら?」



目の前に映るのは、青い髪がサラサラに伸びて、スラリとした美しい…青年。



「…ユヌか。何かあったのかと思ったわ。」

「それがさー、今回の取引相手のことなんだけどね!」



言わずとも察して頂けたと思うが、ユヌはオネェだ。…絶対。

でも私とか弟が組織として潜入する際には、バッチリメイクを決めてくれる。そんな逸材である。



「私行けなくなってしまったの!ごめんなさい、2人で言ってもらってもいいかしら?」



パチン、とウインクを決めるユヌだが、様々な点で問題が生じる。



「…確か取引相手って…」

「いつものところよ。バーボンって人が来るらしいわ。」

「バーボン…」



私が復唱すると、彼は“よろしくね!”とかけていく。



「姉さん、確かバーボンって…」

「多分間違いない。」



“バーボン”なら、私たちにとって好都合だ。

弐→←紹介



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
235人がお気に入り
設定タグ:降谷零 , 名探偵コナン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- Victoriaって勝利の女神と言う解釈であっていますか? (2019年12月24日 16時) (レス) id: ebdf59309e (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - ののいろ系女子さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2019年1月20日 13時) (レス) id: 14232fb1c5 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 凄く面白いです!最初は降谷さんの姉だと思ってたんですが見てみるとちがくて、でもこれはこれで良くて、最高です!続き楽しみにしてます! (2019年1月18日 22時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:虹希 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年8月13日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。