全日本ユース専属マネージャー【ハイキュー】

#５ ページ6

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「久しぶりやなー」

「春高バレーの時はお世話になりました」



笑いながら頭を下げる。

宮くんも笑い返してくれる。



「あん時の女子高生がまさかマネージャーやっとるなんて思わんかったわ」

「私もまさか自分がマネージャーやることになるなんて思ってもなかった。」



このご時世何が起こるかわからないなぁ…



「自分ホンマにバレー好きなんやな」

「そうだね。…すっごい好き。」

「んﾞんﾞっ！」



宮くんが胸抑えて蹲っていた。



「だ、大丈夫…？」

「き、気にせんでええよ…」



肺から絞り出した様な声で私に訴えてきた。

無駄にイケメンなのがなんかムカつく。



「あ、影山くんだ。」



影山くんは私と宮くんを見つけた瞬間に駆け寄ってくる。



「ウス」

「ふふっ…影山くん眠たそう。」

「逆にお二人は眠たくないんですか…」



欠伸を噛み殺してそう言ってくる影山くん。



「目が覚めちゃって。楽しくてさ。」

「あー…」



影山くんはそう言うと“俺、そろそろ寝ないと死ぬんで”とぺこりと頭を下げた。




「飛雄くん見てどう思った？」



独特な訛りを交えながら私に問いかけてくる宮くんに私は苦笑いで答える。



「第一印象こそ刺々しいけど、プレーはなんというか…“いいコちゃん(・・・・・・)”って感じするなぁ」



私の発言に宮くんも笑った。



「俺もそう思ったわ。」



“プレーはなかなかにおりこうさん(・・・・・・)やな”と続けた宮くん。



暗い宿舎に響いた。

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