全日本ユース専属マネージャー【ハイキュー】

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携帯を嬉しそうに握りしめる角名くん。

私はそんな彼に対して苦笑いを浮かべた。



「別に大したものでもないのに。」

「俺にとっては宝物です！！鍵つけときます！」



彼のプレースタイルは把握しているつもりだ。

ターン打ちが上手いＭＢ。



肩が柔らかくないと出来ない戦い方。



「…そんなに大切かな…」



元気に“はい！！”と頷く彼を見て、彼も本気を出せばこうなのか、と思わず笑ってしまう。



「2回戦、絶対見に行くから」



おそらく影山くんと宮くんとの戦いになると思う。



同時にＭＢ同士の対決、エースの駆け引き、更には​───────



「見応えのある試合になりそうだから。」



彼らの速攻は、既に全国規模で有名。



どのチームも、それの対策をしてきている。



…少しだけ、楽しみだ。



「俺達が勝つで。」



フッフッフッと笑う宮くんに私もクスリと笑いかける。



「優秀なセッターの目は、影でギラギラ輝くから。」



宮くんと影山くんの目は、きっとそんな風に輝いているんだろうな。

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