全日本ユース専属マネージャー【ハイキュー】

#２５ ページ26

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「…影山くん久しぶり。」

「お久しぶりです。」



私に頭を下げてきた影山くんに微笑み返す。



「春の高校バレー、出場決定おめでとうございます！」



まずはこれでしょ？



強豪 白鳥沢を破った所をストレートに褒める。



若利さんが地区予選で姿を消すなんて思わなかった。



オレンジ頭の子が、私の周りをうろつく。



「日向、それ軽く犯罪だから」



軽くごついた金髪くんに感謝の意味を含めて頭を下げる。



「若利さん止めてましたね。」



ねちっこいブロックで。



素直に褒めると、彼は少しだけ照れくさそうにする。



「見ていてくれたんですか」

「もちろん。隅から隅まで。」



ユースに選ばれた子のチームは完璧になるまで調べた。



「今日は、コーチに呼ばれたんですが…」

「呼んだのは俺です。」



赤いトレーナーを身に纏う彼を見て、私は頭を下げた。



「加藤Aです。よろしくお願いします。」



恐らく意図は、私が影山くんに対していった言葉。



「…予定では、そんな感じですからね。」



その発言は、例の速攻にかき消された。

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