指名 ページ8
「さて、全員のヒーロー名が決まったところで話を職場体験に戻す。期間は1週間、肝心の職場だが、指名の
あったものは個別にリストを渡すからそん中から自分で選択しろ。
指名のなかった者はあらかじめこちらからオファーした全国の受入れ可の事務所40件、この中から選んで
貰う。それぞれ活動地域や得意なジャンルが異なる。」
俺は数秒前まで寝袋で待機していた相澤先生からリストを受け取った
「よく考えろよ。ホークスなんて初めての指名だ」
「はい」
期限は今週末、つまり....
「2日！？」
横で上鳴が悲鳴に近い声をあげた
「2日もあれば十分だろ」
「お前その数の指名でよくそんなこと言えるなぁ...」
「有名なとこから自分の目標に合ったところに行けばいいんだろ」
「有名なとこねぇ...」
「何でそんなになやm...」
「お前もう黙れよぉ！みんながみんなお前のように冷静で素早く良い判断ができると思うなよ！！」
褒めてるのかキレてるのかよく分からない叫びと共に上鳴は俺の肩をぐわんぐわん揺さぶった
うるさい、と腕を払うと「やっぱ冷ぇ！」という返答と共に自分の席でリストと睨めっこを始めた
ホークスはまあ予想通りとして、エンデヴァー、ジーニストとまぁよくテレビで聞く俺でも知っているような有名どころの名前が並んでいた
もちろんそれはありがたいが職場体験先は1つしか選べない
上を目指すならエンデヴァーがいいんだろうけど俺には俺でやりたいことがある
こういうのは専門家に聞くべきだと俺は"あいつ"の席に向かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：春音 | 作成日時：2023年12月8日 21時
