規則と友達 ページ27
「ヒーロー殺しだが、火傷に骨折となかなかの重症で現在治療中だワン。超常黎明期、警察は統率と規格
を重要視し個性を武に用いない事とした。そしてヒーローはその穴を埋める形で台頭してきた職だワン。
個人の武力行使、容易に人を殺められる力。本来なら糾弾されて然るべきこれらが公に認められているの
は、先人達がモラルやルールをしっかり遵守してきたからなんだワン」
面構が言いたいことは
五条たち4人とエンデヴァー、グラントリノ、マニュアル、ホークスの8名には厳格な処分が下されることになるということ
「待ってくださいよ」
轟の主張は自分たちがいなければあの場にいた全員が死んでいたと
「規則守って見殺しにするべきだったって！？」
「ちょちょちょちょ」
「ん…え、犬…？」
五条は轟の大声で目が覚めた
「あ、おはよう五条くん」
「結果オーライであれば規則などウヤムヤで良いと？」
五条は話についていけず頭にクエスチョンマークを浮かべていた
「人を、救けるのがヒーローの仕事だろ」
「だから君は”卵”だまったく…良い教育をしてるワンね。雄英も、エンデヴァーも」
「ワン…？犬…」
「この犬っ…！！」
「まァ話は最後まで聞け」
「以上が、、、警察としての意見。で、処分云々はあくまで公表すればの話だワン
公表すれば世論は君らを褒め称えるだろうが処罰は免れない。一方で汚い話、公表しない場合ヒーロー殺しの火傷跡からエンデヴァーを功労者として擁立してしまえるワン。幸い目撃者は限られている。この違反はここで握り潰せるんだワン」
面構えは試すような目で五条たちを見た
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作者名：春音 | 作成日時：2023年12月8日 21時
