最期 ページ25
「僕もごめんね。君があそこまで思い詰めてたのに全然見えてなかったんだ。友達なのに…」
「俺は気にもかけられなかった…」
「しっかしてくれよ、委員長だろ」
「..うんっ…！」
「とにかく全員無事でよかった」
「その傷は無事とはいわn…」
「伏せろ！！！」
ホークスの言葉を遮るようにマントのじいさんが叫んだ
その場にいた全員が脳無を視認した時
羽の生えた脳無は足で緑谷を掴まえて飛んで行った
「緑谷くん！！！」
「えっ！？ちょっ…！」
わああああ！！！」
ホークスが飛び立とうとした時
急に脳無が地面に叩きつけられた
「偽物が蔓延るこの社会も、徒に力を振りまく犯罪者も、静粛対象だ…」
「っ！なんで…！」
俺たちの前に、奴が立っていた
「全ては正しき社会の為に」
肌が痛くなるほどの威圧感だった
「助けた…！？」
「バカ人質取ったんだ。躊躇なく人殺しやがったぜ」
「いいから戦闘態勢とれ！取り敢えず！」
「何故一塊で突っ立っている！？」
エンデヴァーもこちらにやってきたところでステインは顔を上げた
「贋物」
傷口がズキズキと傷んだ
「正さねば...
誰かが…血に染まらねば…！！英雄ヒーローを取り戻さねば！！」
ステインのそこ気迫に、誰もが動けなくなった時
「来てみろ、贋物ども。俺を殺していいのは本物の英雄オールマイトだけだ！！！」
その言葉を残してヒーロー殺しは動かなくなった
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作者名：春音 | 作成日時：2023年12月8日 21時
