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「血を摂り入れて動きを奪う。僕だけ先に解けたってことは考えられるのは３つのパターン。人数が多くな
る程効果が薄くなるか、摂取量か、血液型によって効果に差異が生じるか…」
「血液型…俺はＢだ」
「僕はＡ…」
「血液型、正解だ」
「わかったとこでどうにもなんないけどな」
俺はぼそっとつぶやいて傷口を押さえた
「さっさと二人担いで退散してぇとこだが、氷も炎も避けられる程の反応速度だ。そんな隙見せらんねぇ」
「倒せば問題ないだろ」
「五条くんは傷が深い。僕が奴の注意を引き付けるから後方支援を」
「いやいける」
「えぇ…」
緑谷はなぜか引き気味に俺を見た
「相当危ねぇ橋だが…三人で、守るぞ」
俺たちは前に出た
「３対１か、甘くはないな」
空気が張り詰めていた
「五条くん！」
「あぁ！」
俺と緑谷で一気に蹴りかかったが
「ぎゃ！！」
緑谷は足が斬られた上に血を舐められた
「あ"っ！！」
俺もついでのように腹を刺された
まって？内臓お亡くなりになったって
そう思いつつ吹き飛ばされた体を捻ってなんとか受け身をとる
「やめてくれ、もう僕は…」
飯田は涙を流していた
「やめて欲しけりゃ立て！！！」
轟は攻撃をしながら叫んだ
「なりてぇもんちゃんと見ろ！！！！」
「氷に炎…言われたことはないか？個性にかまけて挙動が大雑把だと」
焦凍の脇腹に刀が刺さった
「化けモンが…！！」
「焦凍！！」
ステインが焦凍の腕を切り落とそうとした時
「レシプロ…バースト！！！」
飯田が動いた
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作者名：春音 | 作成日時：2023年12月8日 21時
