家出少年は期末テストに備えたい3【僕のヒーローアカデミア】 (ページ13)

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駅から少し歩いたところに見覚えのある赤い羽の漢がこちらに手を振っていた

「Aー！と、常闇くんだね」

「公共の場、あと人をついでみたいに言うんじゃない」

常闇のことも人目も気にせず俺に抱きついてこようとしたホークスの腹に軽く蹴りをいれて俺は一歩後ずさった

「恥ずかしがらないでおいでよ〜」

「ニヤつくな気持ち悪い、こっちは学校のカリキュラムとして来てるんだから。プライベートじゃない」

本気で拗ねたホークスを冷ややかな目で見ていた俺に常闇が声をかけた

「ホークスと知り合いなのか？」

「あー、話すと長くなるけど…俺家出して、飛び降りしてたところをホークスに助けられて誘拐されて
　流れで一緒に暮らすことになった」

「説明が雑だし誤解が生まれる」というツッコミは無視して俺は常闇の方を向いた

「、、、複雑なんだな」

常闇はそれ以上は聞かないでいてくれた

・

ホークスは俺と常闇にヒーロー名を尋ねた後事務所で1週間の流れと仕事内容について軽く説明してくれた

その後サイドキックとも自己紹介を交わし今日はとりあえずパトロールだけということになった