家出少年は期末テストに備えたい3【僕のヒーローアカデミア】 (ページ12)

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名前ページ12

「全員コスチューム持ったな、本来なら公共の場じゃ着用禁止の身だ。落としたりするなよ」

「はーい！」

「のばすな。はい、だ芦戸」

あいつ芦戸っていうのかという我ながら謎の発見と共に俺はカラスと九州行きの新幹線に乗り込んだ、

「あのさ」

静かに座って外を眺めるカラスに声をかける

「何だ」

俺は若干目を逸らしながら小さな声で言った

「名前、教えて欲しいんだけど」

そう言った瞬間カラスは目を見開いて口を開けた
バカっぽいと思いつつもこの顔させたのは自分だと思い出した

「体育祭の時…戦っただろう」

「いや、その時は覚えてた」

言い訳のように語る俺を呆れた目で見た後カラスはため息を吐いた

「常闇だ、常闇踏陰」

「常闇、ありがとう」

俺も名乗ろうとしたが当たり前のように「覚えている」と言われた

「ついでに、覚えてないクラスのやつの名前も教えてもらっていいか？」

俺は常闇のA組のみんなのことを覚えましょう講座を受けて疲れた頃に昼飯を食べて無事博多に到着した