8 ページ9
テーブルの上に課題を広げ、私たちにしては珍しく真面目に勉強を始めた。
「あ、シャー芯切れた」
やば、シャー芯切れるまで勉強するなんて…！
と小さなことで喜んでいる暇はない。莉乃に一言告げ、向かうは和也の部屋。
ノックや声をかけるわけでもなく、いきなりドアを開けた。が、そこに和也の姿はなかった。
仕方がない、入るのに少し躊躇はするが、お兄ちゃんに借りに行こう。
隣の部屋を一応ノックして、大野さんから気の抜けたどうぞが入ってきたのでドアを開けた。
「シャー芯貸して…」
と目の前の光景に死にそうになった。
お兄ちゃんが、雅紀と、ベッドの上で遊んでるだと…！？
「お邪魔しました…」
「え？A、シャー芯は？」
お前は大人しく遊んどけや！なんて言えるはずもなく
「ああ、貸してくれる？」
「俺の持ってくる」
「和也ここにいたのね」
てか何であんたが貸してくれるんだ。いや、助かるけど…。
もしかして兄のものは私に使わせまいとしているのか？
だとしたらそれは素晴らしいことだ、ナイス和也ありがとう。いろんな意味で。
「おかえり」
「ヤバイぞ、あんたが好きな種類だ」
「まさか雅紀…！」
と、2人でこっそーりドアを除くとまだベッドの上で遊んでいた。
「雅紀ダメだってば、漫画返して！」
「だって勉強飽きちゃったんだもん」
「分かるぞ相葉ちゃん」
「でもあんた留年したら、俺と一緒に勉強するんだよ？俺やだよ」
「それはこっちのセリフだ！」
仲間に入れて欲しい。
そう思ったのは私だけではないはずだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
永遠-towa-(プロフ) - 葵々さん» いえいえ、こちらこそです！ (2016年4月7日 9時) (
レス) id: 5f2ae027a5 (このIDを非表示/違反報告)
葵々(プロフ) - 永遠-towa-さん» あ、ありがとうございます！感謝カンゲキ雨嵐です！ (2016年4月6日 23時) (レス) id: 845f645506 (このIDを非表示/違反報告)
永遠-towa-(プロフ) - 葵々さん» 了解しました！明日にでも投稿しますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年4月6日 22時) (レス) id: 5f2ae027a5 (このIDを非表示/違反報告)
葵々(プロフ) - 永遠-towa-さん» もしよろしければ…お願いします。 (2016年4月6日 22時) (レス) id: 845f645506 (このIDを非表示/違反報告)
永遠-towa-(プロフ) - 葵々さん» 短編集の方に書いてみましょうか？？ (2016年4月6日 21時) (レス) id: 5f2ae027a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：永遠-towa- | 作者ホームページ：
作成日時：2016年3月19日 16時
