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「大ちゃんの行きつけのお店？」
「ん〜、行きつけって言うほど来とらんけど。雰囲気は好き。」
「へぇ。」
大ちゃんに連れて来てもらったお店は
隠れ家レストランのような
昔ながらの居酒屋のような感じで、
平日だからってのもあるのか
程よいお客さんの数で居心地がいい。
「Aお酒飲む？」
「うん。飲みたい気分。」
お酒飲んで櫻井さんのこと考えないようにしたい。
運ばれてきたビールのジョッキを合わせて
何を言うわけでもなく一緒に飲んだ。
「うめぇ。」
「美味しいね。久しぶりに飲んだ気がする。」
「あんまり飲むイメージないもんな。」
「そう言えば一緒にお酒飲むのって２回目やね。」
大ちゃんと初めてお酒を飲んだのは地元のお祭りの時だった。
屋台で売られてたビールを大ちゃんが美味しそうに飲んでて
「私も飲んでみたい。」
って大ちゃんから奪い取った。
「苦い…」
初めて飲むビールはすごく苦くて
すぐに返した。
「Aにはまだ早いやろ。」
笑いながら言う大ちゃんにムッとして
私もお酒が飲みたいってわがままをいった。
少し困った顔をした大ちゃんは
「これなら飲めるかも。」
ってもも味のカクテル缶を買ってくれた。
「美味しい！これなら飲める。」
「残していいからな。」
「これくらい飲めるよ。ジュースみたいやし。」
「いや、ジュースみたいやからたちが悪いとよ。」
お酒初心者の私は大ちゃんのいってる意味が理解できず、ジュースを飲むような感覚で飲み干した。
「大丈夫か？」
少し足元がふらついて大ちゃんの腕をつかむ。
「涼しいとこ行こう。」
大ちゃんに支えられながら小さな公園のベンチに座った。
「これ飲んで。」
途中で買ったお水を渡されて少しだけ口にする。
「ごめんね…迷惑かけて。」
大ちゃんの肩にもたれ掛かりながらうつ向く。
「ふふ。Aのこんな姿見たの俺が初めてかもな。」
「…うん。」
「何か嬉しいかも。」
「なんやそれ…」
「わからん。何か嬉しい。」
アルコールのせいでボーッとしながら大ちゃんを見上げると
ホントに嬉しそうに「ふふ。」って笑って
私の頭をポンポンって撫でた。
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みーにゃ(プロフ) - ゆうこさん» 嬉しいコメントありがとうございます(^^)やる気がでます！ (2016年4月22日 19時) (
レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこ(プロフ) - はじめまして。読み始めたら止まらなくてなりました！更新楽しみにお待ちしています(*n´ω`n*) (2016年4月21日 8時) (レス) id: d02bba5452 (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃ(プロフ) - ゆかりさん» コメントありがとうございます♪櫻井さん素敵ですよね(^^)喜んでもらえるように更新頑張ります！ (2016年4月18日 23時) (レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃ(プロフ) - らんまるさん» コメントありがとうございます♪主人公ちゃんの出身地は特に決めてませんが九州地方を意識した方言にしてます(^^)櫻井さんのデレ顔書くの私も楽しみです♪笑 (2016年4月18日 23時) (レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - しようちやん大好き (2016年4月18日 20時) (レス) id: 59f29188ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーにゃ
| 作成日時：2016年4月16日 20時
