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「Aちゃん。」
図書館で勉強していると
後ろから名前を呼ばれてふり返った。
「あ、こんにちは。」
そこにはニッコリと笑ったマリちゃんが居た。
「Aちゃん、朝早いんだね。」
マリちゃんは私の横に座って、鞄から筆記用具とノートを取り出した。
「うん。バイトが夕方からだから。」
「そうだったね。あ、そう言えば昨日の夜男の人の車に乗ってた？」
「え？」
「あ、人違いだったのかな？Aちゃんに似た人が、高そうな車の助手席に座ってたから。」
櫻井さんの車に乗ってたときだ。
「あーそれ私かも。依頼してくれてる人が送ってくれて…。」
「あ、やっぱり？すごくAちゃんに似てたから、そーじゃないかなぁって思ってたの。依頼主さんって、イケメンだね！」
「え？あ、そうかな？確かに見た目は爽やかな感じするよね。」
「見た目はって…中身はどんな人なの？」
「ん〜仏頂面？」
「仏頂面って、それも外見じゃん！あはは♪」
あんな暗い時間帯でも車の中って見えるもんなのかなって疑問をいだきつつも可愛い声で笑うマリちゃんを見てると自分も笑ってしまっていた。
・
「そろそろ帰ろうかな。」
私が時計を見ると
マリちゃんも「じゃあ私も♪」
って帰り支度を始めた。
一緒に図書館を出たときだった。
「ごめん、電話出るね。」
スマホの画面を見ると相葉さんからだった。
「はい。」
「あ、Aちゃん？もう櫻井さん家向かってる？」
「いえ、まだですけど。どうかしたんですか？」
「なんか急に用事ができたみたいでさ。今日は来なくていいって連絡あったんだよね。」
「そうですか。了解しました。」
「Aちゃん今日暇？」
「はい？」
「飯食い行こーよ♪」
「え〜。どうしようかな。」
「行こーよ♪奢るから！」
「そうですね。行きましょうか。」
「はやっ！奢るって言ったら早っ！あひゃひゃ！あの中華屋に６時ね！」
「ふふ。了解です。じゃあまた。」
相変わらずの明るい人柄に少しホッとする。
「誰から？」
「バイト先の社長…みたいな人？今日のバイト無くなっちゃったから連絡来たの。あ、マリちゃん今日ご飯一緒に食べない？」
「うん！」
「その社長の奢りだよ♪」
私がそう言うと
「あ、ごめん。予定あったのすっかり忘れてた。また、今度でいい？ゴメンね！」
ってマリちゃんは足早に駅に向かって帰っていった。
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みーにゃ(プロフ) - ゆうこさん» 嬉しいコメントありがとうございます(^^)やる気がでます！ (2016年4月22日 19時) (
レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこ(プロフ) - はじめまして。読み始めたら止まらなくてなりました！更新楽しみにお待ちしています(*n´ω`n*) (2016年4月21日 8時) (レス) id: d02bba5452 (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃ(プロフ) - ゆかりさん» コメントありがとうございます♪櫻井さん素敵ですよね(^^)喜んでもらえるように更新頑張ります！ (2016年4月18日 23時) (レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃ(プロフ) - らんまるさん» コメントありがとうございます♪主人公ちゃんの出身地は特に決めてませんが九州地方を意識した方言にしてます(^^)櫻井さんのデレ顔書くの私も楽しみです♪笑 (2016年4月18日 23時) (レス) id: dcc3cbdf77 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - しようちやん大好き (2016年4月18日 20時) (レス) id: 59f29188ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーにゃ
| 作成日時：2016年4月16日 20時
