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週末、図書館の前でジョングクくんと待ち合わせしていた。
待ち合わせ時間の10時を過ぎても現れないから
メッセージを入れてみたけど、既読にならない。
先に図書館に入っているとメッセージを送った。
昔からある図書館が増築リニューアルされて、新しくなってから来るのは初めてで、
明るくて開放感のある広々とした館内に驚いた。
『迷子になりそう。』
そんな心配をしながらも、豊富な書籍の数にわくわくした。
医療関係の本が置いてある場所に向かう。
参考にしたい本を手に取り、学習スペースになっている机に置いた。
週末だからか、割と学習スペースを利用している人がいる。
席に座って、鞄からノートとペンを机に出すと
視線を感じて隣を見た。
『あ…。』
目を丸くしたウヌさんがいた。
UN「え…あ、こ、んにちは。」
『こ、こんにちは。』
お互い驚いていて、ぎこち無い挨拶。
UN「…2回も会えるなんて…なんか…あ、いや、奇遇ですね。」
『そうですね。…よく来るんですか？』
UN「たまに…ですね。この前の研修で、もう少し詳しく勉強したいなって思って…」
『あ、私も…。臨床に出てないから、わからないことも多くて…』
UN「そうなんですね。だから若い保健室の先生なんだ。」
『そ、そんなことないです。あ、いや、他の養護教諭の方と比べたら多少若いかもしれませんけど…。』
UN「僕、28歳なんだけど、僕より少し若いくらいかな？」
ウヌさんって年齢より若く見える…
同じ歳くらいかと思ってた。
『…今年、25になります。』
UN「25歳かぁ。大人っぽく見えますね。」
敬語とタメ語が混ざった感じが
久しぶりに再会した時のジョングクくんみたいで少しむずむずした。
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作者名：み
| 作成日時：2022年4月26日 21時
