心地いい波 2 【JK】【BTS】 (ページ20)

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仕事帰り、母親の誕生日プレゼントを買いにショッピングモールに来ていた。

母の好きそうなインテリア雑貨屋さんを見つけて
商品を見ていると、周りの人たちがざわざわしているのに気がついた。

「あの人めっちゃかっこよくない？」

「ホントだ！背も高いし、顔もちっちゃい！」

「一人なのかな？声かけてみる？」

あんまり騒ぐもんだから気になって、彼女たちの視線の先を見た。

『あ。』

視線の先にいたのは研修で消しゴムを拾ってくれた男性だった。

確かに彼女たちが言うように、かっこいいし顔も小さい…
私も声をかけられたときは爽やかな人だなって思ったけど、やっぱり彼は俗に言うイケメンの部類だったらしい。

ジョングクくんを見てるせいか、私の目は肥えてしまっていたのかもしれない。

ボーッと消しゴムの彼を見つめていると、視線に気づいたのか、彼もこっちを見て目線が合ってしまった。

パッと顔を反らして商品に視線を向ける。

目が合ったの一瞬だし、それに１度しか会ってないんだから気づくわけないよね。

そう思いながら商品を手にとった時だった。