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YG「あんまり心配させんなよ。」
ユンギくんがおもちを撫でると
おもちはグルグルと喉を鳴らして甘える。
その姿を見て、ユンギくんは「呑気なやつ…」って笑った。
…あの頃のユンギくんだ…
気づくと涙が頬を伝っていた。
YG「えっあ、ハンカチ…」
ユンギくんがポケットを探すけど、ハンカチが無かったのか私の頬を指で拭ってくれた。
『…今もハンカチ持ち歩かないの？』
YG「…すみません。」
汗だくのユンギくんにハンカチを渡したこと、覚えてる？
聞きたい気持ちを抑えて笑った。
『…もうこんな風に話せないかと思ってた。』
YG「………。」
何も言わない彼がどんな気持ちなのか知りたいけど
…聞けない。
『でも良かった。おもちのこと覚えててくれて。おもちもユンギくんのこと覚えてて。』
あの数ヶ月間が幻じゃなかったんだって思えたら
それだけで幸せ…
ユンギくんには新しい生活があって、
新しい出会いもある。
私だけが過去のことばかりに囚われてしまっていた。
彼が素敵な人と素敵な未来をつくる…
それでいい。…それがいい。
お母さん、これは我慢じゃないからいいよね。
彼に幸せになってほしいって願う、私のわがまま。
『ユンギくん…ありがとう。幸せになってね。』
ユンギくんの腕に抱かれたおもちを抱っこして立ち上がった。
YG「え…？」
ユンギくんは戸惑った顔をしてたけど、これ以上言葉にすると涙が溢れるから
涙がこぼれないように少し上を向いてマンションに向かった。
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みーにゃ(プロフ) - 桜りぃか。さん» コメントありがとうございます♪桜りぃか。さんをキュンキュンさせることができて嬉しいです(^^)こうやってコメントしてもらえると書く意欲が湧きます♪面白いと思ってもらえる作品を書けるように頑張ります！本当にありがとうございました。 (2022年3月10日 7時) (
レス) id: 6c8db559e4 (このIDを非表示/違反報告)
桜りぃか。 - わぁぁ。もう完結ですか…。このお話凄く素敵でキュンキュン出来るから愛読(？)してました！完結おめでとうございます。このシリーズ、面白かったです！ (2022年3月9日 23時) (レス) @page17 id: ddd40ab2e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーにゃ
| 作成日時：2022年3月7日 23時
