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『(…あ、えっと…ごめん、うまく言葉が…)』
会いたいと思っていた人が突然現れて…しかも私だって気づいてくれて…
心臓の鼓動がどんどん速くなっていくのがわかって、何を言えばいいのか言葉がうまく見つからない。
JM「(…そうだよね。俺もビックリしちゃって…)」
ジミンも言葉に詰まっている様子。
見つめ合うだけで少しの間沈黙していると、
TH「(え、あのAちゃん?)」
一緒にいた男の子が私達の顔を交互に見ながら言った。
『(え…なんで名前をしってるんですか?)』
知らない彼に名前を呼ばれて戸惑う。
TH「(そりゃ〜ジミナから嫌になるほど…)」
JM「(ヤーーーーー!!やめろーー!)」
彼が喋るのを遮るようにジミンが両手で彼の口を塞いで大声を出した。
私はビックリしたのと同時に、昔とちっとも変わってないジミンの姿に思わず吹き出して笑ってしまった。
JM「(はは…本当に久しぶりだね。日本にいるんだと思ってた)」
ジミンは彼の口から手を離し、笑ってる私を見た。
『(うん、久しぶりだね。仕事でね、こっちに来てるの。)』
JM「(そうだったんだ。俺も仕事でこっちに来たんだ…。今はソウルに住んでるんだけど。)」
『(そっか、…お仕事は何をしてるの?)』
JM「(あ、…えっと、…もしかして気づいてなかった?)」
ジミンが少し戸惑った様子で言った。
『ん?』
一瞬考えてすぐにピンときた。
『(あ!もしかしてアイドル?!)』
思わず声が大きくなる。
TH「(あはは!今のジミナは昔の面影ないのか!それとも日本では俺たちもまだまだってことか!)」
隣の彼が笑いながら言った。
『(あはは…私、アイドルとかそう言うのに疎くて…気分を悪くさせたならごめんなさい。)』
無知な私のせいで傷つけてしまったのではないかと心配になり、すぐに謝った。
JM「Aは謝らないで。…ふふ、優しいところ昔のままだ…。」
ジミンは優しい笑顔で私を見ていた。
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作者名:みーにゃ | 作成日時:2021年10月16日 19時