理想の彼女 (ページ7)

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NJ「大丈夫ですか？」

『あ…ありがとうございます。』

彼女の顔は強張っていて不安そうに俯いた

NJ「重心を少し左にしてみましょうか」

『少し左に…』

彼女の重心が左寄りになったのを確認して腕を離した

『あ、大丈夫そうです！』

安定して座れたことが嬉しかったのか
彼女は満足そうに笑っていた

NJ「僕が支えてるから、右足でペダルを踏み込んで左足をペダルに乗せてください。」

『うわ…難しそう…』

NJ「支えてるから大丈夫ですよ。」

僕がそう言うと
小さく頷いて右足を踏み込んだ

左足もペダルに乗せれたものの、ハンドル操作が上手くできず
すぐに足をおろしてしまった

NJ「先にバランスをとる練習をしたほうが良さそうですね。」

『すみません…』

NJ「大丈夫です。
練習したら乗れるようになりますよ。
僕でも乗れるんだから。」

『ナムジュンさんは運動神経いいから…』

NJ「そんなことないですよ。
ダンスも覚えるの遅いし…」

『そうなんですか？
頭も良くて運動もできて完璧な人かと…
グクもナムジュンさんは最高のリーダーだって話してましたよ。』

NJ「…それは言いすぎですよ。
でも、そう言ってくれてるなら嬉しいです。」