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自然と彼女の唇に引き寄せられて優しく触れた
すぐに唇を離そうとした瞬間、彼女の手が僕の頭を押さえて、もう一度触れた
突然だったから思わず変な声が出てしまって
恥ずかしくて口づけしたまま笑った
『ふふっ』
つられて彼女も笑うから、顔を見合わせ笑い合う
『わたし、ナムジュンさんのこと絶対幸せにします！』
腰にぎゅっと抱きついて、僕を見上げて
鼻息荒くそう言う彼女が可愛くて、愛おしくて
「僕もだよ。」ってぎゅっと抱きしめた。
全然理想のタイプじゃなかったはずの彼女
それなのに今では彼女の全てが愛おしいと思えるほど気持ちが変わっている。
理想のタイプなんてあってないようなものなんだって気付かされた。
好きになった人が理想のタイプ。
次に質問されたらそう答えよう。
そう心に決めてもう一度彼女にキスをした。
fin
終わり
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作者名：み
| 作成日時：2023年9月22日 0時
