理想の彼女 (ページ33)

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二度目の訪問。

前回とは違う緊張感に小さくため息をつく

『さっきはごめんなさい。
ビックリして声が…』

NJ「僕は大丈夫だけど、急にお邪魔しちゃって申し訳ないです…」

『グクが何か変なこと言ったんですか？』

心配そうな表情で僕を見つめる

NJ「変なことではないけど…」

『グクの言うことは聞き流してください。
変なことばっかり言ってるだろうし…』

NJ「ここに来た理由はジョングクのことじゃなくて、僕のことなんだ。」

『ナムジュンさんのこと？』

NJ「結論から言うと、僕はAさんが好きです。」

回りくどいことを言って混乱させないように自分の気持ちを素直に口にした

彼女は目を丸くして黙って僕を見つめていた

NJ「色々考えすぎたせいで、Aさんと距離をとってしまって…結果的に傷つけてしまって、本当にごめん。」

今度は真ん丸の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた

NJ「泣かないで…」

僕がポケットから取り出したくしゃくしゃのハンカチを見て泣き笑いした彼女が本当に愛おしいと思った