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ガシャン!
ぼーっと考えていたら
大きな音がして顔を上げると
自転車ごとAさんが倒れていた。
NJ「大丈夫?!」
彼女の元へ駆け寄ると、膝から出血していた。
『やっちゃった…』
NJ「立てる?」
彼女の腕を持ち、立ち上がらせようとしたけど、
足首を捻挫しているのか
力が入らないらしく自力では難しそうだった。
NJ「僕に掴まって」
彼女の腕を僕の方にまわし、抱きかかえるように立ち上がらせた。
NJ「足首、痛い?」
『少し…』
NJ「歩けそう?」
彼女はゆっくり足を踏み込んだけど、痛いのか表情が歪んだ
NJ「少し腫れてるし冷やしたほうがいいね。
どうしよう…」
救急にかかるほどではなさそうだけど
湿布を貼って安静にしたほうが良さそうだし…
これからどうしようか考えていると彼女の口が開いた
『うちに帰れば湿布があるので
家まで送ってもらえませんか?』
NJ「え?あ、そっか。
わかった。送ってく。」
一人で帰るのは難しいだろうし
彼女の家まで送っていくことになった。
僕とAさんの自転車は公園の駐輪場に停め、
彼女を支えながら家へ向かった。
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作者名:み | 作成日時:2023年9月22日 0時