理想の彼女 (ページ12)

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NJ「わかった。
Aさんが納得するまで付き合うよ。」

『やったぁ！
よろしくお願いします！先生♪』

さっきまでの不安そうな顔から一変、満面の笑みに変わって僕の手をとり握手した。

この子はもしかしたら天性の小悪魔女子ってやつなのか？

そんなタイプの女性と関わることがなかったから
正直戸惑ってる。

彼女のペースに乗せられて
胸がそわそわして困惑してるはずなのに
それさえも心地いい気がしていた。

『あの…ナムジュンさんが良かったら
連絡先交換してもらえませんか？』

NJ「あ…うん、大丈夫だよ。」

『良かった。いつも別れ際に約束してるけど、
都合がつかなくなっちゃったら困っちゃうなって…』

最後は聞こえるか聞こえないか分からない小さな声で
『勇気出して聞いて良かった。』
ってつぶやく声が聞こえた。

昔はあざとい事をされたら引いていたのに
彼女にされても嫌悪感を抱かなかった。

むしろ可愛いとさえ思ってる。

どうしちゃったんだろう。
妹みたいな感じがするからなのか…