黒猫とウイスキー【YG】

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HS「すごい！本当にBARみたい！」


最終確認のためにホソクさんが会場に来て、BARブースを見て喜んでくれた


『本日はよろしくお願いします。』



HS「こちらこそよろしくお願いします。
ユンギさんが居ないから少し寂しいけど、精一杯頑張ります。」



『え？ユンギくん来ないんですか？』


ホソクさんの言葉に驚きを隠せなかった



HS「聞いてなかったですか？
体調が悪いみたいで…」



そう言えば、この前お店に来てくれた時も疲れた表情をしてた…


あのときも本当は体調が良くなかったのかな…


気づいてあげられなかった自分を責めた



HS「ユンギさんと電話したとき、ナナさんに申し訳ないって言ってました。」



『そんな…、体調悪いなら仕方ないです。
早く良くなるといいですね、、』



どれくらい体調が悪いんだろう…
ホソクさんと電話出来るならまだ大丈夫なのかな


動けなくて辛い思いをしてるのかもと思うと
そわそわして集中できなくなりそうで不安になった








MS「ナナ、準備もできたし自分の準備もしてきたら？」



ミンソクさんに言われ、自分の格好が場違いなことに気づいて苦笑いした


ワイシャツにジーパンなんてラフ過ぎる


バーテンダーの制服を持ってトイレに行こうとしたとき、ホソクさんと鉢合わせになった



HS「ナナさん！どこ行くんです？」



『えっと…制服に着替えようかと…』



トイレを指差すと、「こっちに来て」と腕を掴まれ、控え室みたいな部屋に連れて行かれた

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