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カウンター席に座ったシュガを遠くから見つめていると、バックヤードの入り口から手招きするミンソクさんに気づいた。
MS「“あれってシュガだよね?BTSの!”」
『“たぶん、そうだと思う。”』
MS「“オーナー知り合いだったの?!
すごくない?!”」
小声で話してるけど、興奮しているミンソクさんのジェスチャーが大きすぎて、シュガがこっちを向いて目が合ってしまった。
気まずくて頭を下げると、彼も小さく頭を下げた。
MS「“やば!こっち見てるじゃん!サインもらう?”」
『“自分がバーテンダーってこと忘れてません?”』
お客様のプライベートには決して踏み込まない。
それがバーテンダーの基本。
ミーハーなミンソクさんを肘で小突くと
しゅんとして少し大人しくなった。
「二人ともまだ時間大丈夫?」
オーナーに声をかけられ、『大丈夫です』と答えると、「それは良かった。」と言って
鞄からウイスキーボトルを取り出した。
『っ!マッカラン•レアカスク•ブラック!!』
ボトルを見て思わず叫んでしまい、みんなの視線が自分に集まったことに思わず顔が熱くなる
「正解!さすがナナ。」
オーナーが微笑みながらボトルを手渡してくれた。
『わぁ…すごい。オーナーが手に入れたんですか?』
「そう、たまたま見つけてね。
一人で飲むのも寂しいし、ウイスキーが好きな人と飲みたいなと思って、彼を招待したんだ。」
そう言ってオーナーがシュガに目線を向けた。
YG「お招きありがとうございます。」
私はミーハーな方ではないと思っていたけど、目の前にいる透通るような白い肌の男性が微笑むのを見て緊張していた。
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み(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございます!申し訳ありませんが、ナナは固定の源氏名にしているので、変換設定しておりません。主人公の名前は変換できていますか? (2023年2月19日 22時) (レス) id: 6c8db559e4 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます♪ウイスキーが飲みたくなるってコメントくると思ってなかったので、予想外で嬉しいです(^^) (2023年2月19日 22時) (レス) id: 6c8db559e4 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 楽しく読まさせて頂いております。主人公の名前が変換されなくて、「ナナ」になってしまいます。 (2023年2月19日 20時) (レス) @page5 id: d7590cb796 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - このお話読むとウイスキーめっちゃ飲みたくなります! (2023年2月4日 18時) (レス) id: 5bc0c871e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み | 作成日時:2023年1月19日 16時