そよ風と金木犀【TH】 (ページ41)

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TH「ARMYのみなさーん！
僕を見てくださーーーい！
僕はここにいるよーーー！」

大音量のテヒョンさんの声が聞こえ、驚いてステージを見た。

TH「みなさーん！お元気でしたかー？！」

「キャーーーーー！」

テヒョンさんの呼びかけで会場中が歓声でいっぱいになった。

TH「ARMYに会えて僕はすごく幸せです！
みんなもそうだよね？」

TH「今日はみなさんに素敵な歌とパフォーマンスをプレゼントします！
みんなで幸せになりましょう！」

さらに大きな歓声がおこった。

それからあっという間に楽しい時間は過ぎて、アンコールまで堪能した私は、今までに体感したことのない充実感を感じていた。

US「楽しかったみたいだね。」

『はい…、こんな経験初めてです。』

US「僕たち少しだけ楽屋に寄るけどAさんも行く？」

『えっ！？』

US「テヒョンも喜ぶと思うけど…」

『いや…それだけはご勘弁ください。』

確かに招待されたけど、楽屋訪問までする勇気はないし、そんな身分でもないことは重々承知してる。

US「そっかぁ…、じゃあここでバイバイだね。
Aさんに会えて嬉しかった。ね、ヒョン。」

SJ「うん。気をつけて帰ってね。」

優しく接してくれるウシクさんとソジュンさんに深々と頭を下げて会場を後にした。