瑠璃色の夜空 (ページ10)

今日:17 hit、昨日:4 hit、合計:138,291 hit

10 ページ10

『鯛はどうやって調理しますか？』

JN「刺身と鯛めしにしたいけど…」

『いいですね！
生姜も買ってあるので鯛めしも作れますよ。
あ、昆布でとった出汁もあるので
それで炊きましょう！』

私がそう言うと、キム・ソクジンさんもマネージャーさん２人もポカンとした顔で私を見ていた。

料理のこととなると早口になっちゃうから
それに驚いたのかも？

『ご、ごめんなさい。
ひとりでペラペラと…』

「いや、いいじゃないですか！
そのキャラ最高です！」

マネージャーさんがそう言ってくれて少しホッとした。

「あ、そう言えばお姉さんの名前聞いてもいいですか？」

『あー名前言ってなかったですね。
カン•Aです。お兄さんは？』

JH「僕はチェ•ジョンヒョプです。
あ…ちなみに気づいてるかもしれないんですが…」

気まずそうな顔をしたジョンヒョプさんを見て察しがついた。

『大丈夫です。
口外しないので安心してください。』

JH「あ。ありがとうございます！」

私の言葉に彼も察したようで、
余計な会話をせずに済んだ。

JN「…料理始めたいんだけど。」

私の後ろにいたキム・ソクジンさんが少し怒ったような顔でこっちを見ていた。

『あ、すみません。この包丁とまな板を使ってください。』

JN「包丁はいらない。自分の持ってきたから。」

キム・ソクジンさんは
まな板だけを手にとってシンクの近くに移動した。